転スラの3期、楽しみにしていたのになんかひどくない…?
今回は転スラ(転生したらスライムだった件)の3期がひどいと言われている理由についてまとめました。
私は転スラが大好きで、アニメ1期・2期・転スラ日記はもちろん、原作のWeb小説も最後まで読破しています。
結論から言うと、放送前はひどくなりそうという噂が独り歩きしていただけでしたが、いざ放送されてみると実際にひどいとの声が多く上がっています。
5分ほどで読めるので、ぜひ最後までご覧ください。
転スラの3期が放送開始!ひどいって本当?
皆さんgood morning!
— ゆう👾💤🥞💫 (@Yu_anime0807) November 9, 2022
昨日の夜、転スラ3期制作決定してウキウキです。
今日も1日頑張っていこう pic.twitter.com/q4C24Vu8Yk
2024年4月5日から転スラの3期がついに放送開始となりましたが、残念ながら出来がひどいとの不満が続出。
転スラ3期のここがひどい!というポイントを以下に3つ解説します。
作画が悪くなっている
1つ目は、1期・2期と比べて作画が悪くなっていることです。
特にOPが作画崩壊しているとの声が多いです。
問題は、OP映像の開始から14~15秒あたりの、タイトルロゴが出てくる直前のシーン。
リムルやソウエイなどのキャラたちの顔パーツが一切描かれておらず、のっぺらぼうのようになってしまっています。
今期の転スラは作画コスト削減が目立つからうーんってなってる
— すいかやま=テンペスト☀️ (@cuikayamaout) May 17, 2024
簡単な○と線だけでいいから顔面のパーツっぽいの付けないとマジで削減したコスト以上の手抜き感出るからこういうのやめて欲しいなと
所々のっぺらぼうなの嫌です
好きな作品だからしっかり作ってほしい pic.twitter.com/Kv9Ptq6V9g
のっぺらぼうのシーン以外でも、全体的に角が多めで粗削りな作画になっていることは否めません。
たしかにOP映像は本編と比較して劣化ぎみに見えますが、個人的にはわざとそういう作画にした可能性もあるように思います。
のっぺらぼうにすることで「ぼかし」のような演出になっているとも取れますし、粗削りな作画に撮影処理が加わってスピード感のある映像に仕上がっています。
ネット上では、アニメーション制作を担当しているエイトビットのリソースが不足しているのでは?との声も上がっていました。
今期は転スラ3期のほかにも「ゆるキャン△3期」「魔法科高校の劣等生3期」も平行して制作しており、人気作品を複数抱えていることでそれぞれの作画クオリティが落ちてしまっている可能性があります。
1期・2期のOPが秀逸だったうえ、最近のアニメは作画が良すぎる作品が多いため、多少気になってしまうのもしかたないのかもしれません。
会議が多すぎる
2つ目は、会議が多すぎてテンポが悪くなっていることです。
テンペストを取り巻く現状や、ファルムス王国との戦争の後始末、新キャラたちの思惑など、とにかく会議が多すぎます。
この先のストーリーを面白くするための仕込みばかりやっていて、肝心の面白いシーンがなかなかやってこないんですよね。
しかも、リムルとヒナタの戦いが決着した後の59話ですら、宴会シーンをつぶしてまで会議をやる始末。
ネット上では、「転生したら議長だった件」などと揶揄されていました。
今後のストーリー展開に必要なのは間違いないのですが、見せ方に問題がある気がしました。
会議といってもトークシーンばかりにするのではなく、何も知らない人でも直感的に分かるような演出・工夫をすべきだったのではないかと思います。
筆者のような原作勢はこの先面白くなることを知っているので楽しめましたが、アニメ勢は退屈していてもおかしくありません。
宴会シーンがまさかのカット
3つ目は、宴会シーンが大幅カットされていたことです。
リムルとヒナタの戦いが終わった後の宴会シーンは、今後のストーリーにもつながってくる、多くのファンが待ち望んでいたシーン。
ですが実際には、58話のラストでダイジェストとして流されただけでした。
ただ、公式YouTubeで公開されたPV第2弾では宴会シーンが流れていたので、さすがに59話でカットされたところを補完するのだろうと予想されていました。
しかし、いざ59話が放送されてみると、やっぱりカットされていたことで、ファンから不満が続出しています。
一番まずかったのが、ヒナタたちが謝罪するシーンが全カットされていたこと。
戦争状態になっていた両者が和解するほか、一度殺されたことで人間に対して不信感を抱いていたシオンが、リムルの言葉で考え方を改める重要なシーンです。
にもかかわらず、アニメ3期では「謝罪した」とだけナレーションがあるだけでした。
正直そこまで重要ではない会議のシーンは長々と描くのに、ファンが待ち望んでいた重要なシーンは全カットされるという事態に、疑問を呈する人が多いようです。
転スラの3期についてみんなの反応は?
転スラの3期がひどいと言われているなかで、実際に視聴した人の感想をまとめました。
転スラ3期のオープニングどした?曲はいいのに…
— KW-にゃんこ(犬好き) (@KW_neko_inuzuki) June 11, 2024
エイトビットって今そんなリソースない?
転スラ会議多いよーーーー
— 出ロ (@degusaku) June 10, 2024
3期の半分以上会議だよ
転スラ1期はよく言えば日常的テンポ・悪く言えば間延び。2期はコスト問題であろう尺稼ぎと拙速が露骨になる構成だった。でも3期は今の所、毎話バランス良く面白いし平均的に品質キープしてて嬉しい。激しく動く戦闘作画があればいいって話じゃない。逆にもう少しじっくり観せていい所さえある。
— Cozy Hiatus (@CoZ_hi8us) June 13, 2024
傾向として、アニメ勢はひどい、原作勢は面白いと言っている方が多い印象です。
OPが作画崩壊していることについては、制作会社であるエイトビットのリソース不足を懸念する方もいました。
会議が多すぎるのは、視聴した人ならみんな思っているのではないでしょうか。
主にアニメ勢から「ひどい」と言われている転スラ3期ですが、今後の巻き返しを決められるかどうかで評価が変わってきそうです。
転スラの3期がひどいと言われていた理由は?
実は転スラの3期は、放送される前からすでに「ひどい」と言われていました。
主な理由は、以下の4つです。
Web版の最終回がひどいから
唯一完結しているWeb版の最終回がひどいため、転スラの3期もひどくなるのではという意見が出ていました。
転スラの原作はWeb小説・漫画・書籍の3種類がありますが、中でもWeb小説版の最終回がひどいと言われています。
Web小説版の最終回は以下のような感じ。
リムルがチート能力でラスボスを倒す
↓
転スラ世界は大発展を遂げ、リムルは事実上最強の存在に
↓
リムルは前世で通り魔に刺された時点に飛び、蘇生する
↓
通り魔に殺されなかった三上悟が、部下に「自分は異世界転生していた」と話す
↓
終わり
上記の終わり方に、
- 夢オチはさすがにない
- 今までのストーリーは何だったのか
- ご都合主義にもほどがある
といった批判が続出しています。
関連記事:転スラの通り魔の正体は?刺した理由とその後についても解説
Web小説版の最終回までアニメ化されたときに、上記のご都合主義的展開が採用されるかもしれないのです。
しかし、Web小説版の最終回がひどいからといって、アニメ3期もひどくなるとは限りません。
理由は以下の2つ。
- 3期だけでは最終回まで進むとは考えにくい
- 原作も漫画・書籍版が採用される可能性が高い
3期で進むのはせいぜい3章くらいなので、全部で10章以上ある転スラが3期だけで終わるとは思えません。
またアニメはすでにWeb版のストーリーから外れており、今後も漫画・書籍版のストーリーに沿って制作されるでしょう。
よってWeb版の最終回がひどいというのは、3期がひどくなる理由にはなりません。
ディアブロ声優の櫻井孝宏さんの降板
ディアブロを演じている櫻井孝宏さんが降板することによって、転スラの3期がひどくなるかもしれないと予想されていました。
ですが、実際はディアブロの声優が櫻井孝宏さんから変わることはありませんでした。
櫻井孝宏さんは2023年1月ごろにゲス不倫騒動によって、いろんなアニメやゲームなどの降板が止まらない状況になっていました。
そのため、転スラでも降板となる可能性は十分にあったんですよね。
仮に転スラでも降板となった場合、ディアブロの声優を代わりに探さなければなりません。
しかし、櫻井孝宏さんのイケメンボイスは特徴的で唯一無二の声質をしています。ディアブロの声は櫻井さんしか考えられないという人も多いでしょう。
そのため、別の声優が演じることになった場合、ファンが解釈違いを起こす可能性が高かったのです。
ディアブロの声優が櫻井孝宏さんから変わることで転スラ3期がひどくなると言われていましたが、現実はそうはなりませんでした。
漫画の進み具合が遅すぎるから
漫画の進み具合が遅すぎて、3期の制作が延期されたりクオリティが低くなるのではと言われていました。
転スラのアニメは今のところ漫画版のストーリーをなぞっており、このままでは原作のストックがなくなってしまいます。
原作のストックがなくなると、
- 制作を延期する
- アニオリを制作する
の2択を迫られ、結果的に3期がひどくなる可能性があるんですよね。
実際アニメ2期の最後のほうは、漫画のストックがなくなったためか引き延ばしが目立ちました。
ですが、書籍がかなり先まで進んでいるため、漫画の進み具合が遅くても問題ないでしょう。
漫画は書籍版のストーリーを少し改良して読みやすくしたものなので、書籍版のストーリーは漫画のものとほぼ同じです。
書籍版は現在20巻まで販売されていて、すでに終盤あたりのストーリーに突入しています。
つまりアニメが漫画の進度に追いついてしまっても、書籍がある限りストック切れにはならないということです。
よって漫画の進み具合が遅いというのは、3期がひどくなる理由にはなりません。
そもそもアニメの出来が悪かったから
アニメ1期・2期のクオリティが低かったため、3期の出来もあまり期待できないという意見です。
アニメは映像と音声が主体なので、文章で細かいところまで説明できる小説よりも、伝えられる情報が限られてしまいます。
そのため原作の面白さを完全に再現することは難しく、さまざまな悪評が出るのはしょうがないんですよね。
具体的には以下のような不満が出ています。
- 1期:はしょりすぎてダイジェストみたい
- 2期:総集編や会議パートが長すぎて退屈
特に2期に関して、コミカライズに追いつかないように間延びさせて調整しているのではとの声が多数ありました。
ほかにも原作はなろう作品でトップクラスに人気なのに、アニメがいまいち盛り上がっておらずポテンシャルを発揮できていないとの声も。
このように転スラのアニメは、主に原作勢から少なからず低評価を受けていることが分かります。
しかし、転スラのアニメがひどいと言っている人は、視聴者全体のほんの一部でしかありません。
その証拠として各動画配信サブスクのレビューを見てみると、1期・2期ともに★4以上の高評価を獲得しています。
そして2022年11月には映画も公開され、プロジェクト全体の売り上げもかなり良いことが予想できます。
ほとんどの転スラファンが、3期が制作されることに期待しているのです。
よって、1期・2期の出来が悪いからといって、3期がひどくなることの理由にはなりません。
転スラの3期の内容をネタバレ予想
転スラのアニメ3期では、書籍の7巻~9巻までが制作されると予想します。
1期・2期では書籍1巻~6巻がアニメ化されました。
3期も同じように3巻分消費することを考えると、7巻~9巻が妥当ではないでしょうか。
さらに書籍の7巻~9巻をアニメ化することで、内容的にもめちゃくちゃちょうど良くなるんですよね。
7巻〜9巻のそれぞれの内容は以下のとおりです。
- 7巻:ファルムス王国を乗っ取る、リムルvsヒナタ再び
- 8巻:ヒナタと和解、開国祭の準備
- 9巻:マサユキの登場、開国祭および武闘大会の開始・終了
2期の続きであるヒナタとの再戦から始まって、開国際が終わるとともにユウキの陰謀が明るみになるという、綺麗な幕引きに。
リムルvsヒナタや武闘大会など、戦闘シーンで盛り上がる場面も多いですよ。
3期の具体的なみどころを以下にまとめておきました。
- ディアブロのファルムス王国最速攻略
- リムル・ヴェルドラ・ラミリスのわくわく迷宮設計
- 初登場キャラも乱入してくる武闘大会
転スラの3期では書籍の7巻~9巻までがアニメ化され、ヒナタとの再戦や開国際など楽しめるポイントが盛りだくさんです。
転スラの3期の制作が決定
TVアニメ『転生したらスライムだった件』第3期制作決定!
— 【公式】アニメ『転生したらスライムだった件』 (@ten_sura_anime) November 9, 2022
さらに、リムルと対峙するヒナタ・サカグチの姿を描いたティザービジュアルも解禁!
劇場版に第3期とこれからますます盛り上がっていく「転スラ」に引き続きご期待ください!
宣伝T#転スラ #tensura pic.twitter.com/1WszKWhFUT
転スラのアニメ3期の制作が決定しました。
3期が放送されるのはいつから?
転スラ3期は、2024年4月5日から放送開始されています。
アニメ3期は、転スラ10周年を記念して開始された「転スラ10th(テンス)プロジェクト」の一環として発表されました。
なお、アニメーション制作は引き続きエイトビットが担当します。
転スラ1期はどこまで放送された?
転スラのアニメ1期は、原作の「第4章 人魔交流編」の終わりまで放送されました。
媒体 | どこまで? |
---|---|
Web小説 | ~王都生活編 64話 |
書籍 | ~4巻 |
漫画 | ~11巻 |
ストーリー的には、シズの心残りである子供たちに精霊を宿らせて救うところまでになります。
そこまでに重要なイベントとしては、
- ゴブリンや牙狼族を仲間にする
- シズさんと会う
- オークディザスターを討伐
- 魔物の町ができる
- ミリムと仲良くなる
- カリュブディスを討伐
- ユウキと会う
などがありました。
転スラ2期はどこまで放送された?
転スラのアニメ2期は、原作の「第6章 八星輝翔編」の終わりまで放送されました。
媒体 | どこまで? |
---|---|
Web小説 | 魔王誕生編 65話~83話 |
書籍 | 5巻~6巻 |
漫画 | 12巻~19巻 |
ストーリー的には、ワルプルギスでリムルたちがクレイマンを倒して、八星魔王が誕生するまででした。
そこまでのストーリーの流れとしては、
- リムルがユウキに襲撃される
- ファルムス王国がテンペストに侵攻
- 仲間たちが死にリムルがブちぎれ
- リムルが魔王に覚醒
- ディアブロが仲間になる
- ヴェルドラを解放
- 人魔会談
- クレイマンとの正面対決に勝利
- 魔王達の宴(ワルプルギス)が開催される
といった感じになっています。
また、1期で放送されていなかった「人魔交流編」のシーンも放送されています。
具体的には、ユーラザニアと国交を結ぶ話や、ドワルゴンでの演説などです。
転スラの3期が作画崩壊でひどい?:まとめ
今回は転スラの3期は本当にひどいのか、なぜひどいと言われているのかについてまとめてきました。
放送される前はただうわさがひとり歩きしてるだけでしたが、いざ放送されてみると実際にひどい状況になっていました。
私も「3期についていろいろ言われているけど、結局面白いんだろうなぁ」と思っていたので、現在の評価の低さには少し驚いているところです。
ただ、3期が制作されずに打ち切りになってしまうのが一番悲しいし、何よりも転スラという作品が大好きなので、今後も見続けようと思います。