推しの子って○○のパクリじゃね?
今回は、推しの子がなぜパクリだと言われているのか、それは本当にパクリなのかを検証していきます。
推しの子はアニメ化によってさらなる人気を獲得していますが、一方で他作品のパクリと言われることもあります。
私はアニメから推しの子にハマり、漫画も全巻読破しました。
推しの子に似ている作品も紹介しているので、ぜひ参考にしていただければと思います。
推しの子は○○のパクリ?
推しの子は何のパクリだと言われているのか、いくつか紹介していきますね。
「アクタージュ」のパクリ?
推しの子みてるんだけど、東京ブレイドの舞台のくだり、普通にアクタージュのパクリにしか見えないの俺だけなん?
— はやと (@hayato_nouraaka) May 16, 2023
推しの子はアクタージュのパクリと言われています。
アクタージュは、天才的な演技の才能を持つ女子高校生の夜凪景が、女優を目指して頑張るお話です。
具体的にパクリと言われている箇所は、
- 主人公が16歳の女子高校生
- 芸能界を描いている
- 役者として活躍する
などです。
星野アイが妊娠した年齢は16歳だったため、ストーリー序盤に限って言えば共通していると言えます。
また、2.5次元舞台編は舞台役者として活躍するシーンがメインですし、類似性はかなり高いでしょう。
ただ、アクタージュに関してはパクリというよりも「どっちも好き」という人のほうが多いように見えます。
アクタージュは原作者が逮捕されたことで永遠に続きが見れなくなってしまったため、推しの子にアクタージュの面影を重ねている人も多いようです。
よって、推しの子はアクタージュと共通している部分が多いものの、パクリとは言いにくいです。
「名探偵コナン」のパクリ?
推しの子とコナンって似てるなー。
— sosuke (@sosuke5050) April 12, 2023
コナン→新一が死ぬ
推しの子→アイ死ぬ
サスペンス要素もあるし、、
#推しの子#名探偵コナン
推しの子は名探偵コナンのパクリだと言う人がいました。
似ている要素としては、以下の点が挙げられています。
- サスペンス・推理要素
- 子どもが大人っぽい振る舞いをしている
確かに、推しの子は星野アイが死亡してからは、アクアの父親を探して復讐するというのがメインになってきますし、パクリと言われるのも理解できます。
しかし、ミステリー要素がパクリだと言ってしまったら、世の中に存在するほとんどのミステリー作品が名探偵コナンのパクリになってしまいます。
いまどきのミステリー作品のほとんどは、名探偵コナンっぽいところが多少はあるはずです。
名探偵コナンも、元をたどれば「シャーロックホームズ」や「モルグ街の殺人」などの世界的ミステリー小説が元ネタだと言えます。
そのため、推しの子が名探偵コナンのパクリだと言い切るのは難しいです。
「メメメ」のパクリ?
推しの子 これメメメのパクリだよな
— ゆら (@xxx666777x) April 13, 2023
メメメは、「メメメメメメメメメメンヘラぁ…」という栗井茶さんの漫画で、「プラスチック姉さん」の外伝作品です。
男女の双子の赤ちゃんが出てくるところが、メメメのパクリだと言われています。
原因は、メメメに登場する佐々木さんが、18歳の誕生日に男女の双子の赤ちゃんがほしいとねだるシーンだと思われます。
ですが、推しの子とメメメは作風が全く違います。
メメメはメンヘラすぎて面白い佐々木さんがメインの作品で、どちらかというとギャグ漫画に近いです。
推しの子のギャグ要素と言えば重曹ちゃんやぴえヨンくらいのものなので、パクリとは言えないでしょう。
「世界でいちばん強くなりたい!」のパクリ?
推しの子、世界でいちばん強くなりたい!のパクリじゃん。
— ぴゃく。 (@purewrite18) April 12, 2023
どうせアイドルになってプロレスラーになるんでしょ?
推しの子が世界でいちばん強くなりたい!のパクリだという意見もありました。
世界でいちばん強くなりたい!は、女子プロレスラーに転向した国民的アイドルの成長を描いた作品。
共通しているところとしては、
- 主人公がトップアイドル
- 17歳で年齢もほぼ同じ
などが挙げられていました。
ですが、推しの子にプロレス要素は出てきませんし、芸能界に焦点を当てているところが違います。
そのため、世界でいちばん強くなりたい!は推しの子のパクリとは言い切れないでしょう。
「かぐや様は告らせたい」のパクリ?
かぐや様は告らせたいとかめっちゃ面白いと思ってた
— 麦酒 (@EisernerKanzle) May 2, 2023
推しの子もめっちゃ面白いと思ってて、かぐや様は告らせたいにちょっと雰囲気似てるなと思ってたんだけど、まさか作者が同一だったんだな
じゃあ、面白い訳だわ(笑)
推しの子面白過ぎだろ
赤坂アカとかやば、大場つぐみ並にすげー
推しの子はかぐや様は告らせたいのパクリだという意見もあります。
具体的には、有馬かなが伊井野ミコのパクリだと言われています。
有馬かなと伊井野ミコの似ているところは、以下のとおり。
- 負けヒロイン
- チョロい
- 扱いがひどい
どちらも、作者の少し歪んだ愛を感じるところが共通していますよね。
ですが、推しの子とかぐや様は告らせたいは原作者が同じ「赤坂アカ」先生なので、多少似てしまうのはしかたないでしょう。
実際、推しの子で登場したドラマの「今日は甘口で」が、かぐや様は告らせたいの中でも出てきたことがありました。
さらに推しの子の不知火フリルは、かぐや様は告らせたいの不知火ころもの妹だったりします。
つまり、推しの子はかぐや様は告らせたいのパクリではありません。
「ダンベル何キロ持てる?」のパクリ?
まじか、既視感あると思ったらやっぱり『推しの子』のぴえヨンブートダンスの曲『ダンベル何キロ持てる?』と同じ人が作ったのかw
— くらげ (@RaBWJkywtM67FNp) May 15, 2023
そういやアニメも同じ動画工房だったわww
推しの子はダンベル何キロ持てる?のパクリだとの声もありました。
アニメ5話で登場したぴえヨンの専用曲が、ダンベル何キロ持てる?の主題歌の「お願いマッスル」のパクリだと言われています。
実際に聴いてみると、確かに曲の雰囲気が似ていることが分かると思います。
また、ぴえヨンは覆面系筋トレYouTuberであり、「筋トレ」という部分も共通しています。
ただ、両曲は作詞作曲編曲が同じ人になっているため、パクリとは言えません。
どちらもクレジットで名前遊びをしていることから、むしろ意図して似せた可能性すらあると思います。
ぴえヨンブートダンス
作詞:烏屋茶房(ピヨす屋茶房)
作編曲:烏屋茶房(ピヨす屋茶房)、篠崎あやと(ピヨ崎あやと)、橘亮祐(ピヨばな亮祐)
お願いマッスル
作詞:烏屋茶房(サイドチェスト烏屋)
作曲:烏屋茶房(サイドチェスト烏屋)、篠崎あやと(シックスパック篠崎)
よって、推しの子はダンベル何キロ持てる?のパクリではありません。
関連記事:推しの子のぴえヨンまとめ!中身や正体はアクア?初登場は何話?
「鬼滅の刃」のパクリ?
推しの子は鬼滅の刃をパクっているとも言われています。
理由としては、推しの子に猪突猛進という言葉を使うキャラがいるからだそうです。
猪突猛進と言えば、鬼滅の刃の伊之助が良く使う言葉ですよね。そのためパクリだと言われてもしかたありません。
ただ、推しの子に猪突猛進と言うキャラがいるというソースは見つかりませんでした。
私も漫画を全巻読んでいますが、そんなキャラはいたような…いなかったような…?
したがって、鬼滅の刃をパクっているとは言えません。
「木村花テラスハウス事件」のパクリ?
実際にあった話をそのまま使うことで
— 木村響子🌸🌸🌸🦍 (@kimurarock) May 20, 2023
花を大切に想う人たちが
深く傷つくことは
想像できないのかな
まして、命日が近いこのタイミングでのアニメ配信?
売るため
話題になるためなら
手段を選ばないやりくち
心から
軽蔑します
花のファンの方には
絶対にみないでほしい https://t.co/cvhqLcLExh
木村花テラスハウス事件という現実にあった事件をパクっているという意見もありました。
恋愛リアリティショー編で黒川あかねが自殺する展開が、事件とそっくりでパクリだと言われているようです。
この件は被害者の母である木村響子さんのツイートが発端となっており、ネット上でも一時話題となりました。
ただ、「番組の出演者がSNSで炎上して自殺しようとした」という部分のみが似ており、木村花テラスハウス事件をまるパクリしたとは考えにくいです。
むしろ平気な顔で誹謗中傷するネットユーザーや助けようとしない製作スタッフに対して問題提起するようなシーンもあり、事件をないがしろにしているとは思えません。
そもそもリアリティショーで自殺者が出るのは世界各地で見られることで、木村花テラスハウス事件だけを意識したわけではないでしょう。
作中で「今までに50人以上が亡くなっている」と説明があったことからも、リアリティショーの構造そのものを参考にしている可能性が高いです。
以上のことから、実の娘を亡くした木村響子さんの心情は理解できますが、正直パクったかどうかは微妙なラインと言えます。
推しの子に似ている漫画・アニメ
次に、推しの子のパクリとは言われなくとも、要素が似ている漫画・アニメ作品を紹介します。
かげきしょうじょ!!
かげきしょうじょ!!は、女性のみで構成された劇団の役者になるため、音楽学校で頑張る女学生たちの成長を描いた作品。
イメージとしては、宝塚歌劇団が最も近いと思います。
推しの子と似ている箇所としては、役者として活躍するために奮闘するところが挙げられます。
かげきしょうじょ!!では、推しの子のようにドラマや映画もあるわけではなく、現実の宝塚歌劇団のように劇場での公演がメインとなります。
より演技を深掘りしている作品なので、推しの子好きはハマるはずです。
ブルーピリオド
ブルーピリオドは、絵を描く楽しさに目覚めたヤンキーが、美大合格を目指して美術の世界に入っていくお話。
推しの子との共通点は、厳しい世界で障壁を乗り越えていくところです。
芸能と芸術はどちらも結果が一番に求められる厳しい業界。何かひとつのことに熱中して努力する姿勢に心打たれます。
推しの子の黒川あかねや有馬かなが好きな人は、ブルーピリオドも面白いと感じると思います。
クズの本懐
クズの本懐は、お互い別の人が好きであることを知りながら、付き合っているふりをしている2人を描いた作品。
作者が横槍メンゴ先生で、推しの子の漫画の作画を担当している人と同じです。
また、打算的に恋愛したりなど人間のゲスな部分を描いているところが、推しの子と似ています。
推しの子の絵柄が好きな人なら楽しめること間違いなしです。
推しが武道館いってくれたら死ぬ
推しが武道館いってくれたら死ぬは、武道館を目指す地下アイドルの活躍を、本人たちとファンの両方の視点から描いている作品。
推しの子との共通点は、アイドルアニメであることと、ファンとの関係性が描かれているところです。
主人公は人気最下位メンバーの熱狂的なファン。熱狂的なファンという意味では、推しの子に出てきたリョースケと似たようなところがあります。
アイドルを推している人の心理がよく分かるようになっていて、アイドル好きなら共感できるポイントがたくさんあるはずです。
推しの子のようにダークな展開が少ないので、気軽に読みやすいと思いますよ。
推しの子のパクリ疑惑:まとめ
ここまで推しの子のパクリ疑惑と似ている漫画・アニメ作品について解説してきました。
結論、ほとんどのパクリ疑惑が当てつけであることが分かりました。
パクリまではいかなくても、推しの子に似ている作品もいろいろありました。
推しの子にハマった人なら絶対に楽しめるものばかりなので、参考になっていれば幸いです。