
薬屋のひとりごとで誰が死んだっけ?どんな死に方をしたの?
本記事では、「薬屋のひとりごと」に登場する死亡キャラクターとそのシーン、死亡の謎や危機に瀕したキャラクターを詳しく解説します。
実は東宮の死因や静妃の事件など、後宮で起きる死亡事件の多くには驚くべき真相が隠されており、猫猫の活躍によって明らかになっていきます。
それでは、薬屋のひとりごとで命を落とした人物たちと、その背景に迫っていきましょう。
あにれーとでは、薬屋のひとりごとに似てるアニメ・漫画も解説しています。

後宮ファンタジーが好きなら注目!

薬屋のひとりごとの死亡キャラとシーン一覧
薬屋のひとりごとで死亡したキャラと、そのシーンを解説します。

メインキャラだけでなく、モブキャラも紹介しているよ!
東宮(梨花妃の息子)
いつ死亡 | 第1話(原作・アニメ) |
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死因 | 白粉(鉛入りおしろい)による鉛中毒 |
東宮(皇太子)は、梨花妃の息子として生まれましたが、幼くして命を落としました。
その死因は、当初「呪い」と噂されていましたが、実際には梨花妃が日常的に使用していた高級白粉(おしろい)に含まれる鉛中毒が原因でした。

まさかおしろいが毒だなんて信じられないよね…
母親の化粧品に含まれる鉛が東宮にも影響を与え、乳幼児の体には致命的な影響を及ぼしました。

梨花妃の側近にキレる猫猫がかっこよかった!
この事件は、猫猫が後宮で注目されるきっかけとなり、物語の重要な転機となっています。
浩然

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
いつ死亡 | アニメ第9話/原作該当巻 |
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死因 | 宴席で酒に大量の塩を入れられたことによる塩分過剰摂取 |
浩然は礼部を管理する武官でしたが、計画的な暗殺により命を落としました。
直接の死因は過剰な塩分摂取による高ナトリウム血症でした。

酒の飲みすぎかと思ったら、塩分の取りすぎっていう…
家族を亡くしたショックで塩味を感知できなくなっていた浩然は、翠苓(すいれい)が変装した美青年が宴会で浩然の酒に投入した塩の塊に気づかず、複数回にわたって塩入りの酒を飲み続けました。
浩然は壬氏が数少ない信頼を置く清廉な人物であり、彼の死は礼部の管理体制を崩壊させ、後の壬氏暗殺未遂事件(祭具破損による落下事故)へとつながりました。
猫猫は酒瓶の欠片を燃焼させた際の炎の変色から塩の存在を特定し、真相を解明します。
柘榴宮の女官
いつ死亡 | アニメ第9話前後 |
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死因 | 入水自殺 |
柘榴宮で死亡したのは珊児(サンジ)という名の下女(侍女)でした。
彼女は堀の中で水死体となって発見され、最終的に入水自殺として処理されました。
この事件は阿多妃の侍女頭・風明(フォンミン)による里樹妃への毒殺未遂事件と関連しています。

さすが後宮、闇が深い…
珊児は纏足(てんそく)で歩行が困難だったため、単独で堀に飛び込むのは難しい状況でしたが、阿多妃を守るための自己犠牲として命を絶ちました。
阿多妃の子ども
いつ死亡 | 第11話(アニメ・原作) |
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死因 | 蜂蜜による乳児ボツリヌス症 |
阿多妃は東宮時代に男子を一人出産していましたが、折悪く皇太后・安氏の出産と重なり、医官が皇太后側に集中したことで適切な処置を受けられませんでした。
さらに、阿多妃付きの侍女頭である風明(フォンミン)が、「栄養補給」として赤子に蜂蜜を与えたことが直接の死因となりました。
当時は乳児への蜂蜜の危険性(ボツリヌス菌中毒)が認知されておらず、善意による行為が悲劇を招きました。

無知がもたらした大罪…
この出来事は阿多妃の人生を大きく変え、出産時の医療格差により子宮を失い二度と子どもを生めない体になったにもかかわらず、皇帝の厚意で後宮に留められることになります。
また、物語では「赤子の入れ替え」という隠された真相が示唆されており、壬氏の出生秘密と深く関わっています。
風明

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
いつ死亡 | 第11話(アニメ・原作) |
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死因 | 里樹妃毒殺未遂事件の犯人として自首し、縛り首(絞首刑)で処刑 |
阿多妃付きの侍女頭であった風明は、知らずに赤子に蜂蜜を与えて死なせてしまった過去を持っています。
猫猫によってその企みが暴かれ、風明は自首し、処刑(縛り首)という結末を迎えました。

風明が有能でいい人だったから、インパクトのでかいエピソードだったね!
風明は阿多妃の四夫人の座を保つためという動機を述べ、阿多妃には赤子の死因を隠匿する形で極刑となりました。
処刑に関連して、関係者80人も解雇されています。
静妃

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
いつ死亡 | アニメ第27話(原作該当巻) |
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死因 | 女官・涛(タオ)との口論の末に殺害される |
中級妃の静妃は、嫉妬深い性格が災いして悲劇的な最期を迎えました。
帝のお通りがない自分と似た背格好の女官・タオ(涛)が官から求愛を受けていたことに嫉妬し、執拗にいじめた結果、激しい口論となり、その中で静妃が死亡しました(事故か殺害かは不明)。

死亡するくらいの喧嘩って、一体何をしたんだ…
侍女たちはこの事件を隠蔽するため、静妃の遺体を北側の雑木林に埋め、タオに包帯で顔を隠して「静妃」を演じさせました。
猫猫はキノコの特性(死体の分解時に発生する物質を好むキノコが生える場所)を手掛かりに静妃の遺骨を発掘し、1年前の死亡隠蔽とタオ殺害という二重構造を暴きました。
神美

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
いつ死亡 | 原作小説4巻(楼蘭編) |
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死因 | 自らが撃った飛発(銃)の暴発による死亡 |
神美(シェンメイ)は楼蘭妃の母親で、その死因は娘・楼蘭が仕組んだ飛発(試作銃)の暴発によるものでした。
先帝に侍女・大宝(タイホウ)を寵愛され「道化扱い」された過去から復讐心を抱き、子の一族への復讐計画を実行していた神美。
楼蘭は母の悪行を止めるため、壬氏軍に包囲された状況で、欠陥のある銃を渡し挑発することで自滅を誘導しました。

なかなかにえぐいことをするな…
神美は銃が暴発した際に全身が真っ赤に焼け爛れ、高笑いしながら崩れ落ちるという壮絶な最期を迎えました。
この事件は権力者の驕りと家族の愛憎を描く、物語後半のクライマックスの一つとなっています。
薬屋のひとりごとで死亡説のあるキャラ
確定ではないものの、薬屋のひとりごとで死亡した可能性のあるキャラも紹介します。

本当に死亡したのか、はたまた生きているのか…!?
楼蘭妃の生死の謎と正体

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
楼蘭妃は物語の重要人物で、阿多妃の後任として「淑妃」となった18歳の上級妃です。
子の一族出身という高い地位を持ちながら、淡白な性格と派手な外見という特徴的なギャップがありました。
派手な化粧は素顔を隠すためで、似た顔立ちの侍女を影武者にして、自身は子翠として情報収集や工作活動を行っていました。

すべては、母親・神美(シェンメイ)の復讐計画のため…
神美は先帝の妃だった過去から国を乗っ取ろうとしており、楼蘭妃は帝との間に男児を授かり皇位継承者を排除する役目でした。
しかし楼蘭妃自身は母の計画に反対し、堕胎剤を飲むなどして抵抗していました。

ものすごい執念だね!
物語後半、楼蘭妃は上級妃への毒殺未遂が発覚し、壬氏(ジンシ)率いる禁軍に追い詰められます。
最終的に銃撃を受けて砦から転落し死亡したとされましたが、遺体は発見されませんでした。
子翠は本当に死亡したのか?

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
子翠(楼蘭妃)は物語上では死亡したとされていますが、実際には生き延びている可能性が高いです。
その根拠は以下の通りです。
- 砦から転落した際、遺体が発見されていない
- 猫猫からもらった簪が銃弾を受け止めて命を救った可能性がある
- 後に港町に「玉藻」という名の女性が登場し、子翠と特徴が一致する
- 虫好きという特徴的な性格
- 猫猫からもらった簪を所持している
作者自身も「楼蘭妃=玉藻」であることを公式に認めており、子翠は死亡したのではなく、玉藻として新たな人生を歩み始めたことが確定しています。

楼蘭妃が主人公の物語も面白いかも…?
猫猫も「あの簪を探して出店を見ることがある」と語っており、子翠の生存を密かに信じていることがわかります。
薬屋のひとりごとで死亡しかけたキャラ
実際には死亡しませんでしたが、危うく死亡しかけたキャラを解説します。

主人公の猫猫に救われたキャラも多いね!
梨花妃

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
該当シーン | アニメ第4話/原作序盤 |
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原因 | 鉛入りおしろいの長期使用による鉛中毒 |
梨花妃は「賢妃」の位を持つ上級妃で、侍女頭の杏(シン)による毒殺計画で命の危機に瀕しました。
杏は強い嫉妬心から、人体に有毒な鉛を含むおしろいを梨花妃に長期間使わせていました。

美しくなりたいという願望を利用したんだね…!
この毒により梨花妃は紫色の発疹や高熱に苦しみ、意識がもうろうとする状態にまで追い込まれました。
さらに悲劇的なことに、この毒は梨花妃の第一子である東宮(皇太子)の死因にもなりました。

ここで猫猫が登場!
猫猫は皇帝の命令で梨花妃の看病を担当し、毒の正体を突き止めます。
最終的に猫猫は壬氏の助けを借りて侍女たちを説得し、適切な治療を施すことに成功します。
その後の調査で、杏が梨花妃の第二子を堕胎させる薬材も隠し持っていたことが発覚しました。

ヤバすぎる…!
杏は「自分が妃になるべきだった」という思いから犯行に及びましたが、梨花妃の計らいにより死罪を免れ、後宮から追放されるという処罰で決着しました。
この寛大な措置に猫猫は驚き、梨花妃を「人の上に立つ器を持つ女性」と評価するようになります。
翠苓

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
いつ死亡 | アニメ第19~20話 (小説2巻13話、漫画6巻) |
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死因 | 毒を飲んで死亡したように見せかけた (実際は「蘇りの薬」で仮死状態になり脱出) |
翠苓は官女として後宮で働いていましたが、実は壬氏暗殺計画に関わる陰謀の主犯でした。
彼女の正体が明らかになり、追い詰められた翠苓は、自らの命を絶ったように見せかけて後宮から脱出を図ります。

かなりの知能犯だね!
アニメ第19話と第20話にかけて描かれるこの事件で、翠苓は壬氏を殺害しようと画策しましたが計画は失敗に終わります。
事件の全容が明らかになりつつある中、翠苓は発見され、追い詰められる形となりました。
実際には棺の中で目覚めた後、男装して後宮から逃亡することに成功したのです。
猫猫は「曼荼羅華」という毒性のある植物が、仮死状態を作り出す薬の材料として使われたのではないかと推測しています。

翠苓は猫猫に薬の存在をほのめかしていたことから、計画的に死を装ったのは間違いないね!
その後も翠苓は生死不明の状態が続き、正体や真の目的も明らかにされていません。
ただ、第40話で彼女が生存していることが確認され、物語の新たな展開を予感させています。
壬氏

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
いつ死亡 | アニメ第19話/原作該当巻 |
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死因 | 祭事の最中、祭壇の柱が落ちるよう細工され暗殺されかける |
後宮を管理する宦官の壬氏は、アニメ第19話で命の危機に瀕します。
彼は「中祀(ちゅうし)」という重要な神事を執り行っていた最中、祭具の故障により天井から吊り下げられた巨大な柱が落下する危険に直面したのです。

これは、翠苓による周到に計画された暗殺未遂事件だったよ!
翠苓は低温で溶ける特殊な金属(はんだ)を使って祭具を偽物とすり替え、祭事の熱で金属が溶けると柱が落下する仕組みを作り上げていました。
猫猫は祭具の不自然さに気づき、壬氏に危険を知らせるために全力で走り、間一髪で彼を救出することに成功します。

この事件がきっかけとなって、翠苓の陰謀が明らかに…!
壬氏はこの暗殺未遂事件以外にも、物語の中で様々な危機に直面しています。
彼の特別な立場や皇弟という真の身分が明らかになるにつれ、政治的な陰謀に巻き込まれる場面も多くなっています。
猫猫の機転と薬の知識によって命を救われた壬氏は、その後も猫猫への信頼を深め、二人の関係は物語の重要な軸となっていきます。
薬屋のひとりごとの死亡キャラに関するよくある質問
薬屋のひとりごとの死亡キャラに関して、よくある質問と回答をまとめました。
薬屋のひとりごとで最も衝撃的な死亡シーンは?
物語の中で最も衝撃的な死亡シーンは、東宮(梨花妃の息子)の死です。
この出来事は、猫猫が後宮で注目されるきっかけとなり、物語の重要な転機となっています。
アニメと原作で死亡描写に違いはある?
アニメと原作では、死亡描写に若干の違いが見られることがあります。
アニメでは視覚的な演出が加わるため、原作よりも感情的なインパクトが強調されることが多いです。
しかし、基本的なストーリーラインやキャラクターの運命は大きく変わることはありません。
今後死亡しそうなキャラクターは?
物語の進行に伴い、今後も多くのキャラクターが命の危機に直面する可能性があります。
具体的なキャラクター名は物語の展開次第ですが、読者は常に新たな展開に注目しています。
まとめ|薬屋のひとりごとの死亡キャラとシーンを解説
本記事では、『薬屋のひとりごと』で命を落としたキャラクターや死亡説のあるキャラクター、死亡の危機に直面したキャラクターについて解説しました。
物語に登場した主な死亡キャラクターと真相は次の通りです。
- 東宮(梨花妃の息子):梨花妃の使用していた鉛入りおしろいが原因で死亡
- 柘榴宮の女官・珊児:阿多妃と風明を守るため身代わりとなり入水自殺
- 阿多妃の子ども:無知からくる蜂蜜中毒が原因で死亡
- 風明:里樹妃への毒殺未遂が発覚し処刑される
- 静妃:女官・タオへの嫉妬から喧嘩となり死亡、その後侍女たちによって隠蔽
- 神美:楼蘭妃(実の娘)が仕組んだ欠陥銃の暴発により壮絶な最期
死亡の危機に瀕したキャラクターとしては梨花妃、翠苓、壬氏などが挙げられ、彼らは猫猫の活躍により命を救われています。

後宮での陰謀や権力争いを通じて描かれる人間ドラマが、薬屋のひとりごとの大きな魅力だよね♪
これからの展開でどのようなドラマが生まれるのか、楽しみですね。
あにれーとでは、薬屋のひとりごとに似てるアニメ・漫画作品も紹介しています。

次に見る作品を探したい人にぴったり♪

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